砕石で防草はできない

 野立てソーラーは、写真のようなもので・・・何も問題ないように見えるが・・・
 砕石で防草???雑草の根性を甘く見ている???
 この建設完了時点では、雑草を・・・ほとんどの人が想定できない。
 まして10年後、20年後の雑草繁茂した姿を想像できない。
 この想定できないことが最大のリスクである。
 野火のことを考えると、もっとも危険な・・リスクの高いソーラーである。

 野立てソーラーには防火設備が全くない。
 水がない。
 無人。
 人里から離れている。
 夜であれば・・・・発見が遅れる。
 遠隔監視システムが・・・・役に立たない場合がある。
 フェンスがあれば・・・逆に消火活動が阻害される。

 つまり初期消火活動が・・・ほとんどできないのが野立てソーラーである。

このソーラーは砂利下防草シートを敷いて、その上に砕石を敷いたもの。
 雑草防止はできない。 これでメンテナンス フリーにはならない。
 落下傘の種子が舞い降り発芽するからである。
  その理由はこちら
 架台が低く・・・・
  パネル下の雑草を除草できない・・・
  人の手作業だ行う????

 パネル下にも激しく雑草が繁茂する。
 これが秋に枯草になる。
 架台が低く・・・草刈機が入れない。

 除草剤を撒けば、この雑草が・・・そのまま枯草となり残る。
 もっとも火災の危険があるのは除草剤処理である。

  
 野火が発生すれば・・・手のつけようがなくなる
遠隔監視システムも火災を防げない
遠隔監視システムも火災を防げない
知らぬがほとけの野立てソーラー
野立てソーラーの落とし穴
フェンスではソーラー火災を防げない
 
 

 上の写真のようなフェンスでは・・・
  枯草を処理するか、菌根イソギク緑化するか、
  防草シート「ソーラー パーフェクト」を敷かなければ
  ソーラー火災は防止できない。(コンクリートは防止可能)

 
  外部からの人侵入防止できても、
  火の炎の侵入を防止できない。

 
このソーラーの場合、
  2年後、3年後・・・5年後、雑草の枯草が施設を覆うことになる。
 
  野立てソーラーに潜む落とし穴
ソーラー火災が起きたら・・・

 苦慮している

   日本再生循環研究所はこのホームページ、ソーラー火災を掲載するのに躊躇、苦慮した。
   このサイトを・・・誰が見ているかわからないからである。

   このソーラー火災のページを見て・・・・
   これをヒントにして、放火を実行したら・・・・という妄想なのか、そういう想定が生まれているからである。
   しかし、今後の野立てソーラーの現実を考えれば、
   野立てソーラーの最大のリスクであるソーラー火災を削除するわけにはいかない。
   これから建設する事業者は・・・ソーラー火災のリスクを考えて建設してください。
   既設の事業者は・・・改良・・・をお考えください。
   自分のソーラーは、自分で守る必要がある。
   現在の野立てソーラーはあまりに火災に対して無防備で丸裸である。
   一度・・・日本のどこかで火災が発生すれば・・・模倣放火が懸念される。

   そういうことで掲載することにした。
   ソーラー火災が起こらないことを祈るだけである。

                        日本再生循環研究所
                           所長   宇井 清太
ソーラー緑化 最初の特許取得
    ソーラー緑化の理想と究極を実現
クローバーは「侵略的外来植物」である

 ローバ播種3年後の状態
  雑草に勝てない牧草である。
  クローバーの根の窒素が・・・かえって雑草の肥料となる。
  大きな勘違いである。用途が異なる!

  
 クローバー栽植も「知らぬがほとけ」である。
 
地域住民の感情は・・・・・???
3年後、5年後・・・・どうなる?
野立てソーラーリスク回避には             菌根イソギク緑化
  
冬 火災が心配

 雑草対策しないソーラーは、
  必ず・・・こういう姿になる。
 膨大な枯草の山が生まれる。
 もっとも怖いのは火災である。
 パネルは・・・激しく燃える。
 大きな山火事になる・・・メガソーラーは!
 野立てソーラーは・・・枯草を放置すれば・・・火災を防ぐ手立てはない現状である。
 放火されたら・・・・。
 フェンスをしても配線が盗難に遭う!
 野火、放火も・・・・考えなければならない・・・・無人だから・・・監視できない。

 この雑草の枯草の問題は・・・深刻な問題に浮上する。
 人里離れた場所の野立てソーラー。
 あまりに無防備。

 

 完成したばかりの時は・・・・
  メンテナンスは・・・・電気系統だけ・・・と考えられるが・・・。
  この状態で20年持続する???
  「知らぬがほとけ」・・・ということわざ。
  この甘い想定を・・・微塵に砕くのが雑草の生命力である。

  3年後、5年後、10年後・・・・
  夏草が生い茂ることになる。

 野立てソーラー。
 2012から2014に建設された野立てソーラーのほとんどは、
 こういう形式で建設されている。

  平らに整地して「砕石」で防草。
  しかし、写真で見られるように、建設後短時間で雑草が繁茂している。
  この枯草が腐植化して養分となり、翌年には爆発的な大繁茂となる。

   雑草1本が・・・実らせる種子は????
   3年後・・・・天文学的な数になる!

 
  砕石の問題。
   当然ヒートアイランド化する。
   動力草刈機が使えない。
      特にこのソーラーのように架台が低い場合は、パネル破損が飛び石で発生。

 
   改良するのに多くのコストがかかる。
   防草シートを張ることできない。
   菌根イソギクを植えることができない。

 
  以上のことから、砕石を敷いてはならない! 

 住宅近くに建設されたメガソーラー。
  草刈もしないで放置される・・・環境破壊。
  地域住民の感情を逆なでする・・・・。


 こういう姿、景観に地域住民は納得しないだろう。
 巨大な面積のメガソーラーの敷地が、雑草が生い茂ることは、
 農業人なら、容易いに想定できる。
 この夏草は、秋には枯草となる。
 火災が発生したら・・・・・。

 草刈では済まない。
 刈り取った草を・・・他所に運んで除去しなければならない。
 このメンテナンスコストを・・・どのように計算するか????


 こういう景観が、日本の津々浦々で・・・今後普通に見られるようになる。 
 ソーラー事業に投資するのは、株、商品先物・・・とは異なり、
 作業が・・・伴う。

       
野立てソーラー発電所。
これまで日本になかった新しい分野のビジネス。
新しいことには・・・前例がない。少ない。
だれかが最初にしたことが参考例になる。
最初に行ったところが・・・間違っていると・・・・みんなが間違ってしまう。
試行錯誤の模索が・・・この2,3年続いてきた。
 クローバー、砕石、草食動物・・・
野立てソーラーには思わしくないことが明らかになってきた。
つまり、日本には、野立てソーラーの大面積に対応できる緑化植物も技術もなかったということである。
応用できるものがない!
野立てソーラーの施工は、ほとんどどこの施工業者も横並び。
KW当たりのコストが販売のポイントになっているが・・・
20年間に起こる問題が削除されている。
その端的な例が野立てソーラーにおける雑草である。
ソーラー業者のほとんどは・・・これまで雑草と全然関係がなかった!
突然、野立てソーラー事業で・・・初めて雑草と関わりを持つことに・・・。
あれこれ・・・あるが、2年経過してみると・・・ほとんどダメである。
屋根、屋上ソーラーでは、雑草など関係なかった。
その違いは大地、地面には雑草が繁茂するということである。
雑草の枯草、燃える!
草刈しても、そのままメンテコスト軽減を考えて・・・放置すれば・・・
ソーラーは枯草にうずまる。
枯草はタバコ火でも燃え上がる。
世の中には・・・とんでもない人もいる。
脱法ドラックに手を伸ばすものもいる日本である。
火を見て嬉しがるものもいる。
模倣犯も出る。
こういう日本社会で、野立てソーラーはあまりに無防備すぎるのではないか????
野立てソーラー業界の最大の盲点は枯草によるソーラー火災である。

屋上、屋根ソーラーの場合は工業製品の発電システムのメンテナンスがおもである。
野立てソーラーの場合は、もっとも重要なことは、大地、地面、環境、景観、地域・・・・
更に生物生態系へのメンテナンスである。
野立てソーラーは・・・原発、火力発電所に比較すれば・・・軽微であるが・・・
しかし、その数の多さが・・・今後大きなリスクを現す可能性が潜んでいる。
したがって・・・
この地面に設置するソーラーでは「メンテナンス フリー」という言葉はない!
ソーラー業界では、不思議なことにメンテフリーという・・・常識では考えられない神話があるようである。
発電するための多種の機材はすべて工業製品である!
たとえば車。
膨大な開発費を投じて作った車でも・・・次々にリコール。
つまり、人間が作った工業製品が完璧ということはあり得ない。
だから・・・車でも車検整備がある。

ソーラーはメンテ フリーというのは・・・販売上の売り言葉かもしれないが。
こういう言葉が・・・まことしやかに・・・流布したのは不思議である・・・。

この延長線上に「野立てソーラー」がある。
野立てソーラーは大地の地面に作られる。
その場所は整地する前は・・・雑草の支配する場所であった。
当然、そこには夥しい雑草の種子が埋蔵されている。
雑草の種子のほとんどは好光発芽種子である。
赤色の光が地面に照射されると発芽する性質を持っている!
整地して裸地になれば・・・赤色光が地面に照射するから・
埋蔵されていた雑草の種子は一斉に発芽始める。

   この性質を利用してクローバーの種子を撒いたソーラー事業者も多い。
   種をまいた後に覆土しない。
   それでもクローバーは発芽した。

つまり、野立てソーラーが完成して間もなく雑草が発芽、生長を始めることになる。
出来たばかりのその年は、雑草は脅威ではない。
問題は・・・その翌年から始まる。
日本再生循環研究所にも2013年には、ほとんど雑草のご相談はなかった。
ところが2014年の初夏ごろから・・・雑草のご相談が急増した。
農業人なら、地面に雑草が繁茂することはイロハである。
農業とは古来「雑草との戦い」であった。
地球の陸上は植物が支配するエリアである。
太陽の光が植物をは育んできた。
ソーラー発電のパネルなどは・・・人間が作った新参者。
植物の葉の光合成から見れば・・・幼稚なものである。
だから、この雑草を放置すれば・・・ソーラー事業は成立しない!
雑草がソーラーを覆い尽くす!
ソーラー発電所は・・・工場ようであるが工場ではない。
野立てソーラーの場合は・・・農業と同じようなものである。
植物の葉をパネルにしただけのこと。
もし、植物の葉がストレートに電気を作れるなら・・・・・
そういうことで、雑草の生命力は、ソーラー事業者の想定をはるかに凌ぐ。

野立てソーラーに、以上のようにメンテナンス フリーはあり得ない。
雑草を甘く見たソーラーは、今後大きなリスクを背負うことになろう。
 計算通りの収入が上がらない。
 メンテコストが予想を大幅に上回る。
 枯草による火災リスク。
 環境破壊が起こる。
 景観に影響する。
 地域住民とのトラブル。
 植物生態系への影響。
 ・・・・・
 ・・・・・・
以上のことは、雑草が絡んだ諸問題である。
このことは、屋根、屋上のソーラーではほとんど問題にならなかったものである。

今後、素晴らしく性能の良いソーラー関係の機器が開発されれば、
メンテナンス フリーに近づくことは可能かもしれない。
しかし、野立てソーラーにおいては、この雑草も問題は永久に消えることはない。
絶対にメンテナンス フリーなどということはあり得ない。
むしろ、雑草の繁茂というのは、年を追うほ激しさを増す。
遊休農地が数年で・・・元の原生原野に戻ることから見ても理解できよう。

ソーラー事業は自然のエネルギー利用するもの。
自然と共生するためのメンテナンスが最も大切である。
発電機器のメンテナンスというのは「小さなメンテ」である

大きなメンテナンスを削除してきたのが、これまでの野立てソーラーである。


野立てソーラーの場合は、雑草に絡むリスクは必ず発生する。
避けて通ることができないメンテナンスである。
これを想定して・・・コスト計算する必要がある。
売電計算で建設するのは・・・将来大きなリスクを抱えることになる。

メンテナンス フリー・・・神話に潜むリスク
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